Microsoft Copilot Studio は、Copilotをカスタマイズして、企業や個人に合わせることができます。
企業固有や個人固有の情報を利用し、一般的な質問に対する簡単な回答から、複雑な会話を必要とする問題の解決まで、さまざまなリクエストに対応する強力な AI 搭載の Copilot を作成できます。
Microsoft 365 用の Copilot 内の予測可能なシナリオに対する応答を作成したり、データとプラグインを組み込みを行う事で、よりカスタマイズされたCopilotを作成して、利用することができます。
これらのCopilotは、データサイエンティストや開発者がいなくても簡単に作成できます。
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カスタマイズされたCopilot
Copilot Studioを利用すると、Copilotで利用するデータソースをカスタマイズしたり、通常、Copilotからの回答があるような事も、アクションに変更したりできます。大まかには以下のようなものになります。
- Copilot Studioを利用して経費の提出などの複雑なビジネス タスクを自動化するように設定することで、簡単にナビゲートさせられることが可能になります。
- Copilot Studioで1,000 を超える事前構築済みコネクタをプラグインとして使用してSAP や Workday などのビジネス アプリケーションのデータに接続し、選択、編集、および調整可能にします。
- Copilot StudioでWeb サイトや内部ナレッジ ベースなどのソースに接続して利用することができます。
- Copilot がユーザーの質問に対する答えを持っていない場合、Copilot は情報を取得して「その場で」答えを作成できます。
Microsoft Copilot Studioの価格
価格は、1か月25,000メッセージ¥25,000になります。
メッセージの単位ですが、ユーザーとボットの間で行われる1回のやり取りが1メッセージとカウントされるようです。(「Microsoft Copilot Studio メッセージと容量管理」より)
Copilot Studioの提供方法
Copilot Studio はスタンドアロンの Web アプリとしても、Teams 内の個別のアプリとしても利用できます。
この 2 つの機能はほとんど同じです。 ただし、どちらのバージョンを選択するかは、どのように使用するかによって異なります。
Copilot Studio のタイプ | 使用例 |
---|---|
Web アプリ ( https://web.powerva.microsoft.com) | – 顧客のためにコパイロットを作成したいと考えている IT 管理者。 – チャットボット サービスに精通しており、Copilot Studio を試用またはテストします。 – エンティティや変数などの高度なコパイロットの概念を探索し、複雑なコパイロットを作成したいと考えているコパイロット ユーザー。 |
Teams アプリ | 従業員の一般的な質問に答えるためにコパイロットを使用したい従業員または組織のメンバー。 – エンティティや変数などの高度な概念を使用し、Teams で内部的に利用可能なコパイロットを使用します。 – 可能な限り短い時間でコパイロットを作成して配布します。 |
Microsoft Copilot Studioで作成方法
Microsoft Copilot Studio は、具体的なニーズに対してボットを調整できるようにトピック、トリガー フレーズ、作成済みのボットの会話を含め、組み込みコンテンツのレポート パーツを使用してボットを作成することができます。
前項で説明したとおり、Microsoft Copilot Studioは2つの形態で提供されていますので、どちらかを利用して作成します。
Microsoft Copilot Studio で作成するとき、トピックの作成および編集を行います。
Microsoft Copilot Studio を使用して作成するには、簡単に コードが不要な作成キャンバス を使用したり、 トピックの対話方法を管理する方法など多くの方法があります。
小さな変更のたびに完全に展開することなく、簡単にテストする こともできます。
必要であれば、作成を順を追って説明する レッスン トピック や、既定の システム トピック を使用することも可能になります。
作成方法の詳細については、「重要な概念 – Microsoft Copilot Studio ボットの作成」が参考になります。