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今さら聞けない「Microsoft Azureとは」

技術全般

今さらながら、「AI」と同様、「Cloud」に関しても必要最低限の事しか覚えてなかったので、今さらではありますが、マイクロソフトのパブリッククラウドであるAzureについて調べてみました。調べるとAzureは色々なサービスが展開されていましたので、まずは「Microsoft Azureとは」という事で調べてみました。でも、うまく全体像を説明しているものが見つからず、調べた事を整理して備忘録にしようかと、記事を書いてみることにしました。

「Microsoft Azure」とは

AmazonのAWS(Amazon Web Service)やGoogleのGCP(Google Cloud Platform)と並ぶ人気のMicrosoftが提供するクラウドサービスが「Microsoft Azure」になります。

Azureは、サーバーやネットワークなどのITインフラをクラウド上で提供します。また、ITインフラだけでなく、IoTやブロックチェーン、人工知能の機械学習、データ分析など、様々な開発業務をクラウド上で行うためのプラットフォームも提供しています。

Azureは、数百もの製品がありますがカテゴリとしては、以下の21のカテゴリに分けられています。

  • AI+機械学習:人工知能の能力を使用して次世代のアプリケーションを作成するための製品群になります。
  • 分析:データの収集、格納、処理、分析、視覚化を行うための製品群になります。
  • コンピューティング:クラウドのコンピューティング のメリットである、キャパシティとスケールを実現するための製品群になります。
  • コンテナ―:コンテナー化されたアプリケーションの開発と管理を統合型ツールを提供する製品群となります。
  • データベース:セキュアなエンタープライズ グレードのフル マネージド データベース サービスの製品群になります。
  • 開発ツール:クラウド アプリケーションのビルド、管理などを行う事ができる製品群になります。
  • DevOps:開発が継続的行われ配信されるためのツール群を提供します。
  • ハイブリッド+マルチクラウド:Azure のイノベーションをおこなうため。オンプレミスやマルチクラウドでも実現できる製品群になります。
  • ID:デバイス、データ、アプリ、インフラストラクチャのすべてにわたって高度な脅威から保護するためにユーザーの ID とアクセスを管理する製品群を提供します。
  • 統合:エンタープライズ企業で使用されるオンプレミスとクラウドベースのアプリケーション、データ、プロセスをシームレスに統合するための製品群になります。
  • モノのインターネット (IoT):ビジネスを変革するために、資産または環境に接続して、収集した情報を提供する製品群になります。(これにより、その情報に基づいて行動を取る事が可能になります)
  • 管理とガバナンス:クラウド リソースの管理とコンプライアンスをシンプルにし、自動化し、最適化する製品群になります。
  • メディア:高品質のビデオ コンテンツをいつでもどこにでも、どのデバイスにも配信するためのサービス群になります。
  • 移行:クラウドへの移行をシンプルにして加速するためのツール群になります。
  • 複合現実:物理的世界とデジタルの世界を融合した没入型の製品などを作成するためのサービス群を提供します。
  • モバイル:モバイル デバイスのためのクロスプラットフォームを提供し、アプリを作成・配信するためのサービス群になります。
  • ネットワーク:クラウドとオンプレミスを接続するためのインフラストラクチャやサービスを提供します。
  • セキュリティ:エンタープライズ環境をさまざまなハイブリッド クラウド に対する高度な脅威から保護するための製品群になります。
  • ストレージ:データ、アプリ、ワークロードのための、セキュアで可変的なクラウド ストレージを提供する製品群になります。
  • 仮想デスクトップ インフラストラクチャ:従業員がどこからでもセキュリティを維持しながら仕事をするための力となる、クラウドベースの仮想デスクトップなどを提供するサービス群になります。
  • Web: Web アプリケーションをすばやく、かつ効率的に作成するための製品群になります。

Azureの料金体系

Azureの料金設定は、AWSやGPCと同様に、初期費用無しで使用した分だけ支払う「従量課金制」のサービスです。また、Azureは日本の法律が適用され、日本円での支払いが可能であるため、日本の企業にとっては安心感があります。これらの特徴とサービスにより、Azureは世界中の多くの企業や開発者に利用されています。

この料金体系にすることで、パブリッククラウドを利用するためのメリットである「高可用性」や「弾力性」、「スケーラビリティ」を確保できるようにするための料金設定になっています。

例えば、急激なアクセス増加などの場合を考えると分かりやすいと思います。急激なアクセス増加によりネットワークの帯域幅を増やすにも、定額だと、改めて予算を確保して申請して、増やすまでに時間がかかりますが、従量制にすることで、ネットワークがひっ迫した時に、すぐに帯域幅を増やすことで対応可能になり、使った分だけ支払うようにすることで、柔軟に対応する事ができるようにしています。

実際には、上のカテゴリ分けされていますが、そのカテゴリ内で提供されているサービス・製品毎に価格が決められていて、契約したサービス・製品の合計が価格になるようです。

各サービスや製品の価格については、「Azure の価格」を確認いただくと、各製品の価格や料金計算ツールがマイクロソフトより提供されていました。

Azureの導入と責任モデル

Azureのサービスは、200以上ものサービス・製品が提供されています。サービス・製品は、9層のレイヤのどこかに分類され、サービスモデルによって、マイクロソフトと利用者との間での責任分担が決められています。サービスモデルには、以下の4つに分類されます。

サービスモデル説明
オンプレミスすべてが利用者が管理します。
IaaSインフラストラクチャー部分までAzureのサービスで提供
PaaSアプリ開発者向けに、サーバー・ハードウェア・OS・ミドルウェア・データベースといったプラットフォームをAzureのサービスとして提供
SaaSMicrosoft365などのアプリケーションまで提供し、利用者は作成したデータのみ責任を持ちます

上に記載したサービスモデル毎に各レイヤに分けてMicrosoftと利用者の責任分担しています。それが下の表になります。

説明オンプレミスIaaSPaaSSaaS
データ利用者固有のデータ
アプリケーションM365などのアプリケーションM
ランタイムアプリケーションを動作させるために必要なライブラリのようなものMM
ミドルウェアアプリケーションを動作するために利用するために必要なサービスなどのソフトウェアMM
OSWindowsなどのOSMMM
仮想マシンOSをインストールするマシンMMM
物理サーバ仮想マシンなどを提供している実際のハードウェアMMM
ネットワーク仮想マシンなどが接続するネットワークMMM
ストレージデータなどを格納場所となるディスクなどMMM
利:利用者 M:マイクロソフト

以上のように利用者とマイクロソフトで責任を分担しながら利用し、契約しているAzureの各サービス毎に従量課金されるサービスがAzureとなっているようです。

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