転職の服装では、一昔前は、スーツでしたが、面接の形態が変化していっているので、それに合わせて面接の対応も変化していきます。ここでは面接時の服装の対策について説明していきたいと思います。
最近の面接では、Web面接や私服での面接など多岐に渡ってきています。自分も結構IT業界内ですが、転職しているので、その時に気を付けたことや、入社後、同期から聞いたことなどをまとめてみました。
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私服での面接
まずは、スーツではなく、私服で面接する企業側の理由なのですが、入社後、面接に関わる事があって、人事の人に聞いたのですが、3つのポイントがあるみたいです。
- うちの会社は私服での通勤になるので、入社前からそういう社風を少しでも分かってほしい。
- TPOをわきまえた服装を選択できるかとう点、入社した後は、私服で通勤になるので、その際の服装選びや、お客様に行く際の服装の選択などを想定し、TPOをわきまえた服装ができるかという点を確認しているそうです。
- リラックスして実力を出してもらうためだどうです。着なれないスーツよりは、本当の実力を発揮してもらうためと考えているという事でした。
では、実際には、どういう服装がよいのか・・・それは「ビジネスカジュアル」になります。
「ビジネスカジュアル」って一言で言っても曖昧ですよね。以下に、男女別の具体的な服装のポイントをまとめました。
■女性の場合
- ジャケットまたはカーディガン: 無地で落ち着いた色(紺や黒など)。
- ブラウスまたはカットソー: 明るく落ち着いた色(パステルカラーなど)。
- スカートまたはパンツ: 膝丈のスカートやシンプルなデザインのパンツ(紺や黒、ベージュなど)。
- パンプス:落ち着いた色(紺や黒など)で、ヒールの高さは3~5センチくらい
■男性の場合
- ジャケット: 無地で落ち着いた色(紺、グレー、黒、ベージュなど)。
- ワイシャツ: 無地の襟付きシャツ(白、ブルー、グレーなど)。
- チノパンまたはスラックス: 無地で落ち着いた色(紺、グレー、ベージュなど)。
- 革靴:紐付き、色は黒か濃い茶色。
まとめ
基本的には、TPOに合わせることと、以下の点を踏まえていればよいかと思います。
- 清潔感: 服にシワやシミがないようにし、清潔感を保つことが大切です。
- 過度なカジュアルは避ける: ジーンズや派手なTシャツなど、カジュアルすぎる服装は避けましょう。
- 業界に合わせる:IT業界でも、AppleとMicrosoftでは、毛色が全然違って、Appleは一般的なビジネスカジュアルよりも、私服に近い面接官でしたし、Microsoftはビジネスカジュアルの面接官でした。
面接の際には、企業の雰囲気や業界に合わせた服装を選ぶことが重要です。迷った場合は、オフィスカジュアルを基本に考えると良いでしょう。
カバン
忘れがちなのは、面接時に持っていくカバン類です。カバンはビジネスシーンに適したシンプルなデザインを選んでいました。
色は黒やこい茶色など落ち着いた色を選ぶようにしていました。大きさは、A4サイズの書類を折らずに入れられる大きさにすると便利です。形は自立するトートバッグが無難であり、カジュアルなショルダーバッグやバックパックは避けたほうが良いでしょう。昨今では、ショルダーバッグでもよいかもとは思っていますが、まだまだ面接官の頭は古い人が多いので、ビジネスバックが無難です。
Web面接の場合
Web面接でも、対面の面接と同様に清潔感とプロフェッショナルな印象を大切にすることが重要です。以下に、具体的な服装のポイントをまとめました。
よくWeb面接の時に、上半身だけスーツを着て、下は家着のままなど聞くこともありますが、立ち上がる事は皆無に等しいくらい無いと思いますが、自分は万が一の時にために、上下とも面接に合わせた服装にしていました。
■基本の服装
- スーツ: 基本的にはスーツが無難です。特に指定がない場合でも、スーツを選ぶと安心です。
- オフィスカジュアル: 企業から「私服で」と指定がある場合は、オフィスカジュアルを心がけましょう。ジャケットや襟付きのシャツ、シンプルなパンツやスカートが適しています。
■女性の場合
- トップス: シンプルなブラウスやカットソー。派手すぎない色やデザインを選びましょう。
- ボトムス: 膝丈のスカートやシンプルなパンツ。落ち着いた色がベストです。
- アクセサリー: 過度に派手なものは避け、シンプルなアクセサリーを選びましょう。
■男性の場合
- シャツ: 無地のワイシャツ。白や淡いブルーが無難です。
- パンツ: チノパンやスラックス。落ち着いた色を選びましょう。
- ネクタイ: 必要に応じて、シンプルなデザインのネクタイを着用します。
■注意点
Web面接では、対面と違うので以下の点についても気を付けておりました。
- 背景と照明: 背景はシンプルで、照明は顔が明るく見えるように調整しましょう。自然光が入る場所が理想的です。
- カメラ位置:カメラは目線の高さに設定し、正面から映るようにしていました。これにより自然な印象になる事にしていました。(目線は、対面と違って、画面に表示している人を見るので、若干視線が下がって相手には、見えてしまうので、Webカメラと面接官の顔が映る位置を近くなるように調整します)
- 全身の準備: 上でも記載しましたが、上半身だけでなく、下半身もきちんとした服装を心がけましょう。カメラの角度によっては全身が映ることもあります。
スーツの面接
一般的な面接の時の服装がスーツなると思います。一般的に言われている点についてまとめてみました。転職面接の時には、勤務先から移動しての面接だったりもするので、ガチガチにこのとおりという事ではなく、もしスーツでも事象がある場合には、前もって面接する会社の人事担当に伝えておけばOKです。
■男性の場合
- スーツの色: 黒、ネイビー、グレーなどの落ち着いた色が無難です。特にネイビーは知的で爽やかな印象を与えます。
- シャツ: 白や淡いブルーの無地のワイシャツが基本です。ボタンダウンは避けましょう。
- ネクタイ: スーツの色に合わせたシンプルなデザインのものを選びます。派手すぎないストライプや小紋柄が良いでしょう。
- 靴: 黒や濃い茶色の革靴を選び、きちんと磨いておきましょう。
■女性の場合
- スーツの色: 黒、ネイビー、グレーなどのダークカラーのセットアップスーツが基本です。柄は無地か、目立たない程度のピンストライプが良いでしょう。
- インナー: 白や淡い色のブラウスやカットソーを選びます。顔色が明るく見える色がベストです。
- 靴: 黒やベージュのパンプスで、ヒールは3~5センチ程度が適しています。
- アクセサリー: シンプルで控えめなものを選びましょう。
■共通の注意点
- 清潔感: スーツやシャツにシワや汚れがないようにし、清潔感を保つことが大切です。
- サイズ感: 自分の体に合ったサイズのスーツを選びましょう。大きすぎたり小さすぎたりすると、だらしない印象を与えてしまいます。
- TPOを意識: 応募する企業の業界や職種に合わせた服装を選ぶことも重要です。
面接の際には、これらのポイントを押さえて、プロフェッショナルな印象を与えるように心がけましょう。
いかがでしたか。面接の服装編になります。別記事で想定質問編を書こうと思っています。